保険金請求について(外航貨物保険) よくいただくご質問

ご質問
外航貨物保険の保険始期と終期はいつですか?
ご質問
費用損害は保険金支払いの対象になりますか?
ご質問
「共同海損」とはどのようなものですか?
ご質問
外航貨物保険の保険始期と終期はいつですか?
回答

貿易取引条件によって売主と買主の危険移転時期や保険の手配も異なるため、保険期間は一般的に以下のようになります。

輸出の場合(貿易取引条件がCIFの場合)

「証券記載の仕出地の倉庫または保管場所において、輸送の開始のために輸送車両またはその他の輸送用具に保険の目的物を直ちに積込む目的で、保険の目的物が最初に動かされた時」から開始し、「証券記載の仕向地の最終倉庫または保管場所において、輸送車両またはその他の輸送用具からの荷卸が完了した時」に終了します。

ただし、最終倉庫搬入以前でも、以下の場合はいずれか早い時期に終了します。

  • 1.通常の輸送過程以外の保管のため、または仕分け・分配のために、その他の倉庫もしくは保管場所を指定し、そこで輸送車両またはその他輸送用具からの荷卸が完了した時
  • 2.通常の輸送過程以外の保管のため、輸送車両もしくはその他の輸送用具またはコンテナを使用することを選んだ時
  • 3.最終荷卸港における本船(航空機)からの荷卸完了後60日(航空機の場合は30日)が経過した時

輸入の場合(貿易取引条件がFOBまたはC&Fの場合)

取引条件がFOBまたはC&Fの場合、"FOB Attachment Clause"が適用され貨物が本船に積み込まれた時から保険が開始します。終期は輸出の場合と同様です。

ページの先頭に戻る

ご質問
費用損害は保険金支払いの対象になりますか?
回答

事故に関連して発生する主な費用は下記のようなものがありますが、費用損害が保険金のお支払い対象となるか否かは、次の点が焦点になります。

  • その費用が損害の防止・軽減のために支出された費用か?
  • 事故が発生したために支出された費用か(事故がなければ必要としない費用か)?

保険の対象となる費用は、貨物の損害を最も軽減するために合理的に支出された費用であり、損害を受けた貨物の保険金額が限度となります。

  • 1.修理・手直し費用
    最も合理的に要した手直し・修理費用は、貨物そのものの原状復旧にかかる損害としてお支払いの対象となります。
  • 2.仕分け・検品費用:正品と損品の仕分けに要する費用
    損害の確認・損害数量のご報告・ご申告は、基本的には保険金請求を行うための被保険者の義務となるため、お支払いの対象にはなりません。
  • 3.検査費用:機械類の動作確認のための費用
    損害確認のための費用は原則保険の対象にはなりません。
    ただし、機械類で外観上明らかに損傷が生じているが、内部の電気部品にまで影響があったかどうか判断できない場合は、作業の必要性や妥当性を協議した上で、お支払いの対象となるケースがありますので、事前に弊社海損サービスセンターまでご相談ください。
  • 4.間接費用
    貨物そのものの損害ではなく間接的・2次的に発生する費用は、お支払いの対象となりません。

ページの先頭に戻る

ご質問
「共同海損」とはどのようなものですか?
回答

船舶が航海中に座礁・衝突・火災などの海難事故に遭った場合、その船舶に積載された貨物なども同様の危険にさらされます。その際、本船および貨物などの共同の安全のために船舶の救助依頼などの特別な費用を支出したり、故意の座礁・投げ荷など船体や貨物に犠牲を強いることがあります。
このような場合、船主は「共同海損」を宣言し、後日、これらの費用や損害はそれぞれ救助された船舶と貨物等の価額で按分され、主に船主と荷主が共同で分担し合うことになります。この分担金のことをGA Contribution (共同海損分担金)と言い、保険金で支払われます。

*手続きの詳細については、「共同海損処理の流れ [PDFを新規ウィンドウで開きます PDF:10KB]」をご覧下さい。

無断での使用・複製は禁じます。